人件費・採用
従業員1人を採用したら、いくら売上が必要?
従業員を1人採用すると、会社が実際に負担する金額は給与だけではありません。社会保険料の会社負担、採用費、教育・備品などを含めた「年間総人件費」と、その採用を維持するために必要な売上高を計算します。
無料・登録不要/2026-08-12 時点の公的データで計算
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計算方法の概要
- 年間総人件費 = 給与・賞与・手当 + 会社負担の社会保険・労働保険等 + 初年度採用費 + 教育・備品等
- 必要年間売上 = 年間総人件費 ÷ 粗利率
- 健康保険・介護保険・厚生年金は標準報酬月額(等級表による丸め)と標準賞与額に基づいて計算します。
- 雇用保険・労災保険は賃金総額(給与+手当+賞与)に対して計算します。
計算の前提条件
- 協会けんぽ(全国健康保険協会)加入の一般的な事業所を前提としています。健康保険組合に加入している場合は料率が異なります。
- 賞与は年2回(夏・冬)に等分して支給される前提で標準賞与額を計算しています。
- 介護保険料は40〜64歳(第2号被保険者)にのみ加算されます。
- 令和8年4月開始の「子ども・子育て支援金」(労使折半)を含めて計算しています。
- 厚生年金・子ども・子育て拠出金は70歳未満を対象に計算しています。
- 労災保険率は業種の代表的な区分を当てはめた概算です。実際の率は事業の種類ごとに決定されます。
- 昇給・料率改定・残業代は含んでいません。
使用料率・出典
- 健康保険料率(協会けんぽ・都道府県単位)都道府県別(労使折半)適用開始日: 2026-03-01/最終確認日: 2026-08-12労使折半。令和8年3月分(2026年4月納付分)から適用。任意継続被保険者は令和8年4月分から。
- 介護保険料率(40〜64歳)1.62%(労使折半)適用開始日: 2026-03-01/最終確認日: 2026-08-1240〜64歳(介護保険第2号被保険者)に上乗せ。全国一律・労使折半。令和7年度1.59%から引き上げ。
- 厚生年金保険料率18.3%(労使折半)適用開始日: 2017-09-01/最終確認日: 2026-08-12平成29年9月以降18.3%で固定。労使折半(各9.15%)。
- 子ども・子育て拠出金率0.36%(事業主全額負担)適用開始日: 2020-04-01/最終確認日: 2026-08-12事業主が全額負担。厚生年金の標準報酬月額・標準賞与額(月150万円上限)に対して課される。令和8年度も0.36%で据え置き。
- 子ども・子育て支援金率0.23%(労使折半)適用開始日: 2026-04-01/最終確認日: 2026-08-12令和8年4月分から新設。医療保険料と併せて徴収され、健康保険と同じ標準報酬ベース(賞与は年度累計573万円上限)・労使折半。
- 雇用保険料率一般の事業 事業主0.85%/建設の事業 事業主1.05%適用開始日: 2026-04-01/最終確認日: 2026-08-12賃金総額(給与+手当+賞与)に対して適用。一般の事業: 合計1.35%(労働者0.5%/事業主0.85%)。建設の事業: 合計1.65%(労働者0.6%/事業主1.05%)。令和7年度から引き下げ。
- 労災保険率業種別(事業主全額負担)適用開始日: 2024-04-01/最終確認日: 2026-08-12事業主が全額負担。業種の当てはめは代表区分による概算。石綿救済法の一般拠出金(0.002%)は含まない。
- 標準報酬月額等級表健康保険50等級/厚生年金32等級適用開始日: 2016-04-01/最終確認日: 2026-08-12健康保険は50等級(5.8万〜139万円)。厚生年金は32等級(8.8万〜65万円)。年金制度改正法により厚生年金上限は2027年9月に68万円へ引き上げ予定。
- 標準賞与額の上限健保 年度累計573万円/厚年 月150万円適用開始日: 2016-04-01/最終確認日: 2026-08-12健康保険・介護保険・子ども・子育て支援金は年度累計573万円、厚生年金・子ども・子育て拠出金は1ヶ月あたり150万円が上限。
よくあるご質問
「会社負担の社会保険料」には何が含まれますか?
健康保険・介護保険(40〜64歳)・厚生年金の会社負担分(労使折半の半分)、子ども・子育て拠出金(全額会社負担)、雇用保険の事業主負担分、労災保険(全額会社負担)を含みます。
なぜ給与の他に「必要売上」が計算されるのですか?
人件費は粗利(売上総利益)から支払われるためです。例えば粗利率40%の会社では、人件費100万円をまかなうために250万円の売上が必要になります。採用の意思決定では「売上がいくら増えれば採算が合うか」を見ることが重要です。
粗利率がわからない場合はどうすればよいですか?
直近の決算書の「売上総利益 ÷ 売上高」で計算できます。おおよその目安として、卸売業は10〜20%、小売業は20〜40%、飲食業は60〜70%、サービス業は40〜80%程度と言われますが、自社の実際の数値を使うことをおすすめします。
計算結果は正確ですか?
公的機関が公表している最新の料率(協会けんぽ・日本年金機構・厚生労働省)に基づいた概算です。標準報酬月額の等級丸めも反映していますが、実際の保険料は入社時期や報酬の変動により変わるため、正式な金額は専門家にご確認ください。
PDFレポートには何が含まれますか?
画面では年間総人件費・必要売上などの基本結果と簡易内訳をご覧いただけます。さらに詳細分析とPDFレポートでは、法定福利費の詳細内訳、月別コスト、給与別・粗利率別の比較、3〜5年の総コスト、採用費回収シミュレーション、出典付きのPDFレポートを提供します。
ご利用上の注意
- 本シミュレーターの結果は概算です。実際の保険料は資格取得時の報酬月額の決定、定時決定(算定基礎届)、随時改定などにより変動します。
- 健康保険組合・厚生年金基金に加入している場合、扶養・兼業などの個別事情がある場合は結果が異なります。
- 正確な金額や個別の判断が必要な場合は、社会保険労務士・税理士などの専門家にご確認ください。
- 本サービスは計算結果の利用により生じたいかなる損害についても責任を負いません。